前回被写体になってもらっていたNikon F2について今回はお話していきたいと思います。
Nikon F2(以後F2)はNikonがプロ用に1971年から発売し始めたいわゆるフラッグシップ機です。
主なF からの変更点は
・1/2000秒でシャッターを切れるようになった
・シャッターボタンの位置
・裏蓋の開け方の変更
です。 細かく分けるときりがないので、この3点をメインに話をすすめて行きます。
まずは、1/2000秒できれるというのは説明は特にはありません。(雑!)
高感度フィルムの使用や晴天下での撮影などより幅広い撮影が可能になりました。
シャッターボタン位置の変更、裏蓋の開け方の変更については、Fとの話もまじえつつすすめていきたいと思います。
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そもそもFのシャッターボタンがなぜ軍艦部撮影者よりについたのか。それは、NikonS型の話が大きく絡んできます。
FはよくNikonSPを真ん中で割ってそこにプリズムをはめ込んだデザインだ。と言われています。
そうです。SPのシャッターボタンがそこにあったからFもそこにあるのです。(だからなんだ)
裏蓋についても以下同文です。
とにかく何が言いたいのかといいますと、
Nikon F は素晴らしいカメラですが、レンジファインダー機(NikonS型)を色濃く残しておりレンジファインダー機としては完成したデザインでしたが、一眼レフ機としてはまだまだ改善点がありました。
F2は一眼レフ機としてきちんと設計されたこともありとても扱いやすい機械式カメラになっています。
またF のときには、モータードライブを1個体ごとに調整する必要がありましたが、F2では調整の必要がなくなっています。
ファインダーの種類もやはり豊富です。
かんたんに紹介だけ
・アイレベルファインダー
露出系を搭載していないファインダーです。
・フォトミックファインダー
・フォトミックSファインダー
・フォトミックSBファインダー
・フォトミックAファインダー
・フォトミックASファインダー
・ウエストレベルファインダー
です。 多いですね。(笑)
僕が持っているのはフォトミックですね。
ボディーはチタン製のものも存在しており、Titanと書かれているものは「F2 チタン」、
チタン製でTitanと書かれていないものは、
「F2 チタンノーネーム」と呼ばれています。
(当然通常のより高い…)
チタンは植村直己氏が北極点単独旅行をなすときに携行用のカメラとして、日本光学に依頼して作ったものです。
それが「F2チタン/ウエムラスペシャル」です。
その後、報道関係者の要望でチタンノーネームが登場し、2000台限定でF2チタンが製造されました。
(チタンは普通の物の10倍以上値段がします…)
僕もF2チタンノーネームがほしいです。
誰か恵んでください。(冗談です。)