前回に引き続き、自家現像の話です。
早速手順を見ていきましょう。と言いたいのですが、練習をします。これを正確にできないと現像ムラの原因になります。 必ずできるようにしください。(迫真)
次の動画を見てください。
この練習は必ず現像しない、ゴミになっていいフィルムで行ってください。
見ていただけましたか?
はじめの部分はリールによって異なりますが、
折れたり曲がったりしないように巻いていくのはどれも同じです。
上から見ると、溝があるのでそれに沿った方向で巻きます。
練習は見えるように行いますが本番では、ダークバッグ内で手探りで行いますので
確実にできるように練習をしてください。
本格的に現像の説明をしていきます。
まずは、現像したいフィルムをフィルムピッカーを用いて、先端だけ出します。
こんな感じで取り出してください。
フィルムの先端が切られていないと思うので、先端を少し切ってください。
そしたら、ダークバッグのなかに現像するフィルム(この時はまだ先端しか出ていない)ハサミ、現像タンク、リールを入れてチャックを閉めてください。
そしたら、ダークバッグに手を入れてフィルムをリールにまき、ハサミでパトローネから切り離して、現像タンクに入れ蓋を閉めてください。
必ず蓋を閉めてください。
次に現像液を作っていきます。
・現像液 D 76を27グラム測りとって250mlの60度前後のお湯にとかして、
20度まで温度を下げます。
・停止液 富士酢酸を7グラム測りとって250mlの水にとかします。
・定着液 富士フィックスを45グラム測りとって250mlの水にとかします。
・水洗促進剤 2Lのペットボトルに水を2L弱入れ袋の中身を全て入れて、
青色になるまでよくふります。
フィルムごとに現像時間が異なるので、現像するフィルムの現像時間は、調べてください。(丸投げ)
今回はアクロスの場合で行きます。(アクロス2はわかりません)
現像液を現像タンクの蓋にある注ぎ口から入れ1分間攪拌その後は50秒放置、10秒攪拌
を繰り返します。この時タンクの底を軽く叩くと現像ムラが少なくなります。
7分15秒間現像液の攪拌を行います。
終わったら、液を入れたところから液を取り出しそこから停止液を入れます。
停止液は1分間攪拌します。 終わったら、同じようにして取り出し、定着液を注ぎます。
定着液は、現像液と同じ容量で5分間行います。
もう、像がでていることでしょう! 光に当てて確認して大丈夫です。
その後は、液を抜き水洗促進剤を入れ、2分ほど放置します。
後は、流水で10分ほど流して、シワにならないようにクリップを片方に重し代わりにし、吊るして乾かします。
完了! きれいに像は出ましたか?
失敗した場合コメントください、原因解明にお手伝いします。